玄関などの出入口と並び、空き巣などに侵入されやすい経路として「窓」が挙げられますが、しっかりと窓の防犯対策を行っていますか?
窓って鍵をかけるくらいはするけど、他にどんな防犯対策が必要なんだろうか?
この記事では、どんな窓が侵入リスク高いのか?そして窓にはどんな防犯対策が有効なのか、賃貸物件でも活用できる窓用の防犯グッズについて詳しくご紹介しています。
窓からの不正侵入を防ぐために、この記事の防犯対策を参考にしてみてくださいね!
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どんな窓が侵入されやすいの?
空き巣などの侵入者にとって、窓は玄関などの出入口と同じく侵入経路として狙われやすい場所でもあります。
令和4年の警視庁の資料では、侵入窃盗の侵入口として一戸建住宅では全体の全体の53.5%が窓からの侵入となり1番多い数字となっています(2番目に多いのは表出入口)。
そして3階建以下と4階建以上の共同住宅では両方とも表出入口に次ぎ、窓が2番目に多い侵入経路であると発表されていますよ。
(参考:住まいる防犯110番)
このように侵入リスクの高い窓ですが、どんな窓が侵入されやすいのでしょうか?ここでは、侵入リスクの高い窓の特性についてご紹介しますね。
1.容易に開けられる窓
しっかりと窓のロックがされていない場合や簡単にこじ開けられる窓は、侵入者にとって魅力的なターゲットになります。
特に窓の無施錠にて侵入されるケースも多いため、普段から窓の鍵を閉める習慣が必要ですよ。
2.古い窓や劣化した窓
古く、劣化している窓は侵入者にとって簡単なターゲットになります。
古い窓はロックが弱くなっていたり、窓枠が弱っていたりする可能性があるため容易に外れたり開けることができますよ。
3.地上階や地下室の窓
通常、地上階や地下室に位置する窓は不正侵入者にとって容易な侵入経路となります。
これらの窓は外部からアクセスがしやすいため、侵入者による窃盗や不法侵入のリスクが高まりますよ。
4.裏庭や側面に面した窓
通常、裏庭や側面に面した窓は家の外部から見えにくい場所に位置しています。
このような窓で防犯対策が不十分な場合、侵入者にとって魅力的な侵入経路となりますよ。
5.隣接する階段や階段の近くの窓
外部から簡単にアクセスできる階段や他の建物に接する窓は、侵入のリスクが高まります。
6.簡単に破れる窓ガラスの窓
特に防犯対策を施していない窓は、簡単に窓ガラスが破られる可能性があります。
低品質の窓ガラスやセキュリティ対策が全くされていないと分かると、侵入者にとって魅力的なターゲットになりますよ。
このように侵入されやすい窓は、侵入者にとって簡単なアクセス経路を提供する特徴を持っているので適切な防犯対策を施す必要がありますよ。
では、窓からの侵入を防ぐためにはどんな防犯対策が有効なのでしょうか?
窓の防犯対策は何が有効なの?
窓は一戸建住宅でも共同住宅でも空き巣などに侵入経路として利用される場合が多く、しっかりとした防犯対策を行うことが重要です。
ここでは窓の防犯対策について、一戸建住宅や共同住宅などで行うと良い基本的な防犯対策やお風呂場やトイレなどの油断しやすい小窓の防犯対策についてご紹介していきますね。
基本的な窓の防犯対策について
<基本的な窓の防犯対策>
①窓の鍵はしっかりと閉める
②外から見えにくいプライバシー対策を施す
③窓ストッパーや補助錠を利用する
④窓に面格子を取り付ける
⑤窓の外側にも防犯対策を行う
では基本的な防犯対策についてそれぞれ詳しく解説していきますね。
①窓の鍵はしっかりと閉める
窓の鍵をきちんと閉めることは、不正侵入者が簡単に窓を開けるのを防ぐ最初の防壁です。
不正侵入者は容易に開けられる窓よりも、しっかりとロックされた窓を狙いにくいと考える傾向があるため、しっかりとロックされた窓は侵入者が容易にアクセスできないようになりますよ。
②外から見えにくいプライバシー対策を施す
外から室内を見えにくくすることで、住居内のプライバシーが保たれます。
また侵入者が室内の状況を容易に把握できないため、侵入を試みにくくなりますよ。
室内を見えにくくする具体的な方法としては以下があります。
・カーテンやブラインドの使用
窓にカーテンやブラインドを使用することで、外から室内が見えにくくなり、プライバシーが保たれます。
・植物やシャッターの設置
窓の外側に植物を配置したり、シャッターを設置することで、外部からの視線を遮ることができます。
③窓ストッパーや補助錠を利用する
通常の窓ロックだけでは不十分な場合、窓ストッパーや補助錠を使用することで、追加のセキュリティを提供します。
窓の枠やレールに取り付けることができる窓用ストッパーや補助錠は、窓の開閉を制限できるため窓を開けた状態でも必要以上に開けることができないように不正侵入を防ぐことができますよ。
④窓に面格子を取り付ける
面格子は窓を物理的に保護し、不正侵入者が窓を通じて侵入することを難しくします。
堅牢な面格子を備えた窓は、その見た目からも侵入者が窓からアクセスすることを諦める要因となりますよ。
また面格子は、窓の内側や外側に後から付けられるタイプもあり、選択肢も多いです。
⑤窓の外側にも防犯対策を行う
窓の外側に防犯対策を施すことで、不正侵入者が窓に近づくことを防ぎ、侵入を試みる意欲を低減させます。
例えば、窓の周囲やアクセスしやすい窓下などに防犯砂利を敷設すると、侵入者は防犯砂利が敷かれた領域を通る際に足元を気にし、侵入を躊躇することがあります。
防犯砂利を踏むと足音や歩行時の騒音を発生させるため、不正侵入者に警告を発する効果がありますよ。
また防犯砂利は比較的低コストで入手でき、設置も比較的簡単です。
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小窓にも必要な防犯対策
お風呂やトイレなどの窓は一般的に大きな窓ほど侵入のリスクが高くない傾向がありますが、それでも侵入者やプライバシーの問題から保護するための対策が必要です。
ではお風呂やトイレなどの小窓に必要な防犯対策について解説しますね。
①外から見えないように工夫する
お風呂やトイレなどの小窓は、プライバシーを守るために外から見えないよう工夫する必要があります。
例えば、透明なガラスにフロストフィルムやプライバシーフィルムを貼ることで、外から室内が見えづらくなり窓からの視線を遮ります。
また小窓にカーテンやブラインドを取り付けることで、必要なときに閉めてプライバシーを確保することもできます。
特に防水性のある素材で作られたカーテンがお風呂の窓に適していますよ。
②窓に面格子を設置する
お風呂やトイレなどの小窓にも面格子を設置することは、窓を物理的に保護し侵入者が窓を通じた不正侵入を防ぎます。
また面格子が設置された小窓は、外部からの視線を遮ったりプライバシーを確保する役割も持ち、侵入者が窓を通じて室内を見ることが難しくなりますよ。
窓の防犯対策に面格子などは効果ありそうだけど賃貸では自由に工事ができないし、賃貸でも何か使える防犯グッズはないのかな?
では次に、賃貸の物件でも使える窓からの侵入を防ぐ防犯グッズについてもご紹介していきますね。
賃貸でも使える窓用の防犯グッズは?
窓からの侵入を防ぐためには防犯対策が重要ですが、一人暮らしなどで賃貸物件に住んでいる場合は工事などが自由に行えません。
そこで賃貸でも使える便利な窓用の防犯グッズについてご紹介していきますね。
<賃貸でも使える窓用おすすめ防犯グッズ>
①窓ストッパーや補助錠
②窓用の防犯ブザー
③窓用の防犯フィルム
④窓用のセンサーライト
⑤防犯カメラ
では賃貸でも使えるおすすめの窓用防犯グッズについてそれぞれ解説していきますね。
①窓ストッパーや補助錠
基本的な防犯対策としてもご紹介しましたが、窓ストッパーや補助錠は窓の開閉を制限し、不正侵入を防止するためのグッズです。
窓への取り付けや取り外しが簡単なため、賃貸住宅での利用に適しています。
また窓ストッパーや補助錠は比較的低価格で購入できるため、女性の一人暮らしでベランダなど大きな窓の防犯対策には重宝する防犯グッズの1つです。
②窓用の防犯ブザー
窓用の防犯ブザーは、窓が不正に開かれた際や破壊などの振動した際に音や警報を発する装置で、不審者を威嚇し周囲の注意を引く役割を果たします。
窓用の防犯ブザーは、一般的に粘着テープなどで窓枠や窓ガラスに簡単に取り付けられるため、賃貸住宅でも利用できる手軽な防犯グッズですよ。
③窓用の防犯フィルム
窓ガラス用の防犯フィルムは、ガラスが割れた際に破片が飛散しないようにしたり、ガラスを強化して不正侵入者が簡単に窓を破るのを防ぎます。
また透明なタイプだけでなく、フィルムには透明度を保ちつつ視界を遮るタイプもあるため室内のプライバシーを確保することができます。
通常、防犯フィルムは自己粘着性があり窓ガラスに簡単に貼り付けられるため、専門的な施工が不要で賃貸住宅でも手軽に取り付けらる商品もありますよ。
④窓用のセンサーライト
センサーライトは周囲の動きを感知し、窓周辺に不審な動きがあると自動で点灯します。
突然の明るい光が不正侵入者を驚かせ、威嚇する効果がありますよ。
また夜間でも窓周辺の明るさを提供するため、住居周辺のセキュリティを強化する役割もあります。
このようなセンサーライトも取り付けが簡単で、賃貸住宅でも簡単に利用できる防犯グッズの1つです。
⑤防犯カメラ
防犯カメラは窓の周囲の状況をリアルタイムで監視し、不審な動きや不正侵入を検知します。
また動画や静止画を録画することで、犯罪の証拠を記録しますよ。
防犯カメラの中には、外出先や遠隔地からスマホやパソコンを使ってカメラの映像をリアルタイムで確認できるタイプもあります。
最近では配線工事が不要なワイヤレス防犯カメラなど選択肢が多岐に渡り、賃貸住宅でも活用できますよ。
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◆賃貸物件でも活用できる防犯カメラを探すなら!『防犯プレミアム|口コミや評判から見る人気の秘密を解説!』も参考にご覧ください。
このように賃貸物件でも工事が不要で取り付けられる防犯グッズもあるので、特に女性の一人暮らしの場合などは活用してしっかりと防犯対策を施してくださいね!
窓の防犯|賃貸でもできる侵入防止に有効な方法を徹底解説!のまとめ
この記事では、どんな窓が侵入リスク高いのか、窓にはどんな防犯対策が有効なのか、そして賃貸物件でも活用できる窓用の防犯グッズについて詳しくご紹介しました。
ターゲットになりやすく侵入されやすい窓としては、容易に開けられる窓や古く劣化した窓、地上階や地下室など外部からアクセスしやすい窓、裏庭や側面に面した人目につきにくい窓などが挙げられました。
そこで基本的な窓の防犯対策としては、以下をご紹介しました。
①窓の鍵はしっかりと閉める
②外から見えにくいプライバシー対策を施す
③窓ストッパーや補助錠を利用する
④窓に面格子を取り付ける
⑤窓の外側にも防犯対策を行う
またお風呂場やトイレなどの小窓も侵入リスクがあり、こちらもしっかりと防犯対策を行う必要がありましたよ。
さらに、賃貸住宅でも活用できる窓用おすすめ防犯グッズとして以下をご紹介しました。
①窓ストッパーや補助錠
②窓用の防犯ブザー
③窓用の防犯フィルム
④窓用のセンサーライト
⑤防犯カメラ
窓も侵入経路として狙われることが多いため、このような防犯対策を実践してしっかりと安全な環境を守ってくださいね。
小さな窓でも油断することなく、プライバシーの確保や不正侵入に備えてくださいね!