ホームセキュリティで有名なSECOM(セコム)、そんなセコムのステッカーだけ貼っておけば空き巣は来ないだろうという安心感、実は大きな落とし穴かもしれません。

ネット上ではセコムのダミーステッカーや偽物シールなども簡単に手に入るようになっていますが、それらを使うことは違法行為になるのかしら?

「安心のためにやっていたことが逆効果だった……」とならないために、ぜひ最後までご覧ください。
セコムステッカーの使用には規約があります!
偽物やダミーを使うと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性も。
【セコム公式サイト】で正しい利用方法とサービス内容をチェック!
SECOM(セコム)の偽物・ダミーステッカー(シール)の使用は違法行為

住宅やマンションの玄関、お店やオフィスなどにSECOM(セコム)のステッカーが貼ってあると防犯対策をしっかりと施している印象がありますよね。
そのセコムのステッカーを偽造して偽物(ダミー)のステッカーを貼る行為はやってもいいのでしょうか?
まずはセコムのステッカーの規約や違法性についてご紹介します。
セコムのステッカー(シール)の利用規約
まずセコムのステッカーは「契約者に貸与される備品」であり、セコムの所有物です。
そのためセコムとの契約終了時には返却が必要なものでもあり、簡単に売り買いできるものではありません。

つまり契約者以外がスセコムのテッカーを使用することや、契約終了後にステッカーを返却しないことはセコムの規約に違反します。

セコムの公式サイトでも「所有権はセコムに帰属」「不正利用は禁じる」といったことが書かれていますよ。
またセコムの偽物やダミーのステッカーを無断で自作・使用することは商標権の侵害などに該当し、違法行為となる可能性があります。
したがってセコムのステッカーはセコムとの契約を結んだ利用者のみに配布されるもので、契約をしていない状態で使用するのは正規品でも偽物でも思わぬトラブルや違法行為につながるおそれがあります。

ちなみに賃貸物件では管理会社やオーナーの許可なくセコムのステッカーを貼ることがNGなケースもあるので貼る時も注意してくださいね。
セコムステッカー(シール)の偽造や転売による逮捕事例
セコムの公式サイトでは「違法行為に対する対応事案一例」として、セコムのステッカーを偽造して販売していた事案やネットオークションで無断販売していた事例などが載せられています。
そして、それぞれの事案は有罪判決を受けています。
セコムの公式サイトを見る
時々、ヤフオク・メルカリ・ラクマなどで「セコム風」「セコムっぽい」シールが売られていることがあります。
しかしこれらの偽物のステッカーを購入して貼った場合、見つかると法的に処罰対象になる恐れもあるのでやめておきましょう。

偽物・ダミーのステッカーを貼ることが違法行為となるだけでなく、防犯的に逆効果になる場合があります!
では次に、セコムの偽物やダミーシールを貼るだけの行為にはどんなリスクがあるのか解説していきますね。
SECOM(セコム)のステッカー(シール)だけ貼ることのリスク

SECOM(セコム)の偽物ステッカーを貼ることは法的なリスクがありますが、そもそもステッカーだけ貼っていても防犯対策としては不十分どころか逆効果になる可能性もあります。
ここではセコムのステッカーの役割とステッカーだけ貼っているリスクについて詳しく解説しますね。
本来のセコムのステッカーの役割
セコムのステッカーは「この建物はセコムによって監視・警備されています」ということを示す視覚的な抑止力としての役割があります。
ステッカーの貼付は契約者がホームセキュリティサービスを導入している証であり、空き巣や不審者に対して「侵入するとすぐに警備員が駆けつける」「通報が自動で行われる」といった防犯上の圧力をかけることが目的ですよ。

つまりステッカーは実際のセキュリティシステムとセットで機能するものであり、シールだけを真似して貼る行為ではその効果はまったく発揮されません!
ステッカー(シール)だけを貼ると空き巣に狙われやすくなる理由
基本的に空き巣は下見(偵察)を行ってから犯行に及ぶことが多く、特に「防犯対策の有無」や「ステッカーが本物かどうか」を見抜く知識を持っているケースもあります。
実際にプロの窃盗犯は、以下のような点を見て判断すると言われています。
● ステッカーの位置や貼り方が不自然でないか
● 実際の防犯グッズ(カメラやセンサー)が見当たらない
このように「ステッカーだけ」の状態はむしろ偽装であることを見破られやすく、逆に「防犯が甘い家」としてターゲットにされる危険性があります。

特に偽物ステッカーを使っている家は「セキュリティにお金をかける余裕がない」と思われたり「適当な対策しかしていない」と判断されやすいため、犯罪者にとって狙いやすい家のサインになってしまう可能性もあるので注意しましょう!
このようにセコムのステッカーを貼るだけでは十分な防犯対策とは言えません。
では次にステッカーだけに頼らない、実践的な防犯対策の方法をご紹介します。
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ダミーステッカー(シール)に頼らない正しい防犯対策!
防犯対策では「見せかけ」ではなく実際に機能する設備や対策を行うことが何より重要です。
ダミーのセコムステッカーや偽物の防犯グッズだけに頼っていてはプロの空き巣には通用しないどころか、むしろ狙われるリスクすらあります。
ここでは、セコムの正規サービスを活用した効果的な防犯対策やその他の防犯グッズの活用法についてご紹介します。
セコム・ホームセキュリティサービスの活用
セコムのホームセキュリティサービスは、単なる“監視カメラ”や“警報機”ではありません。
24時間365日体制で自宅の異常をセンサーで感知し、異常があれば即座にセコムのガードマンが駆けつけるという、非常に高水準な防犯システムです。
セコムの主な特徴とメリットは以下のことが挙げられますよ。
◎ 侵入・火災・非常通報などを一括監視:侵入だけでなく、火災やガス漏れにも対応。
◎ 緊急時はプロが駆けつける:万が一センサーが異常を検知した際は、最寄りの待機所からガードマンがすぐに出動。
◎ スマホ連携で外出先でも確認可能:専用アプリで、外出先から家の状況をリアルタイムにチェックできる。
◎ 外観的にも抑止力が高い:フラッシュライトやセンサーなどの機器が設置されていることで視覚的にも強い防犯効果がある。

セコムのステッカーもこうした本物のサービスとセットで使うことで空き巣にとって「リスクが高い家」と認識され、侵入の抑止につながります。
本気で守りたいなら、まずは無料相談から。
▼セコムの詳しいサービス内容や費用については、関連記事「セコムホームセキュリティとは?料金や効果的な使い方を徹底解説!」で詳しく解説しています。

「そこまでやる必要あるの?」と思うかもしれませんが、空き巣被害の損失(数十万円以上)や精神的ダメージを考えれば、十分に価値のある投資と言えるでしょう。
他の防犯グッズとの併用で効果を高める
セコムのようなホームセキュリティサービスは非常に効果的ですが、さらに安心を高めたい場合は防犯グッズとの併用が有効です。
特に侵入前の「下見」段階で空き巣を諦めさせるためには、目に見える防犯対策が複数あることが重要ですよ。
以下にセコムと一緒に使うことで相乗効果が期待できるおすすめの防犯グッズをご紹介します。
1.防犯カメラ(ダミーではなく本物)
防犯カメラは外から見える位置に設置することで強力な威嚇効果となります。
防犯カメラの録画データを証拠として残せるだけでなく、映像をクラウドに保存するタイプなら万が一の破壊や盗難にも安心です。
2.センサーライト・人感ライト
センサーライトは人が近づくと自動で点灯するため、夜間の侵入対策に強いです。
玄関、ベランダ、勝手口などの死角に設置するのが効果的です。
3.補助錠・窓ロック
サッシ窓などに簡単に取り付けられる補助錠は、窓からの侵入までの時間を大幅に稼げます。
空き巣は「5分以内に入れないと諦める」というデータもあるため、時間稼ぎは防犯上重要なポイントです。
4.防犯砂利・踏み石
歩くと大きな音が鳴る防犯砂利は、庭先や裏口への侵入対策に効果的です。
大きな音が出るだけで空き巣は警戒して引き返すケースも多いですよ。
5.スマートロック・遠隔施錠システム
スマホで玄関の施錠・解錠ができる高機能の鍵は不在時にも「誰が・いつ」出入りしたか確認できます。
不審者の侵入を防ぐだけでなく、家族の安全管理にも役立ちますよ。
これらの防犯グッズを組み合わせてこそ「強い家」となります。
1つ1つのグッズだけでも一定の効果はありますが、セキュリティは「層」で守ることが大切です。
例えば「セコム+カメラ+ライト+補助錠」といった複数対策を組み合わせることで、空き巣は「ここはリスクが高い」と判断し、侵入をあきらめやすくなります。

空き巣に“手間がかかる家”だと思わせることが防犯の第一歩ですよ。
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セコムのダミー・偽物シールの使用は違法?ステッカーのNG利用法!のまとめ
この記事では、セコムステッカーの偽物やダミーを使うリスクとステッカーだけに頼る防犯の危険性本当に効果的な防犯対策についてご紹介しました。
セコムのステッカーは正規の契約者にのみ配布されるセキュリティの一部であり、単なる「貼り紙」ではありません。
そのためセコムのステッカーを無断で使用したり、偽造・転売したりすることは違法であり、法的リスクを伴います。

また偽物やダミーシールを使って防犯を装う行為も法的リスクが伴うだけでなく、空き巣に見破られてしまう可能性もありますよ。
本当に家族や財産を守るためにはセコムなどのホームセキュリティサービスを活用し、必要に応じて防犯グッズも組み合わせていくことが大切です。
「目立つこと」ではなく「実際に守れること」が、本当の防犯につながりますよ。