新築の一戸建て(一軒家)や、すでに一戸建てに住んでいる場合でも空き巣や強盗の被害が心配ですよね?
新築一戸建ては憧れるけど、マンションよりも空き巣や強盗に狙われやすいのかしら?
この記事では、一戸建て(一軒家)のリスクと空き巣に狙われやすい家・嫌がられる家の特徴、具体的な一戸建ての防犯対策についてご紹介しますね。
大切な我が家を守る方法の参考にしてくださいね!
一戸建て(一軒家)とマンション、どちらが空き巣被害が多いのか?
新居探しや引っ越しの時に、一戸建て(一軒家)かマンションかで悩むことがありますが防犯上どちらが安全なのでしょうか?
まずは一戸建てとマンションではどちらが空き巣などの被害が多いのか警視庁のデータからご紹介しますね。
警視庁の統計によると侵入窃盗の認知件数は平成15年から年々減少しており、令和4年(2022年)も20年連続で減少している状態です。
しかし、計算上は1日に約43件は侵入窃盗の被害に遭っているという状態でもありますよ。
そして侵入窃盗の発生場所別認知件数(令和4年)の内訳は、「一戸建住宅が33.0%」と最も多いです。
【侵入窃盗の発生場所別認知件数(令和4年)の内訳】
①一戸建住宅が33.0%、②一般事務所が11.1%、③生活環境営業(パチンコ屋やホテル・旅館・真也飲食店など)が8.1%、④共同住宅(3階建以下)が7.8%、⑤商店が6.5%、⑥共同住宅(4階建以上)が4.3%・・・と続いています。
さらに、侵入窃盗の手口別認知件数では「空き巣」が全体の約1/3を占めるほど多い状態です。
また侵入窃盗だけではなく、侵入強盗の認知件数は令和4年では129件あり、前年よりも20.6%の増加が見られていますよ。
こちらの侵入強盗の発生場所別認知件数でも、「一戸建て住宅が17.6%」と最も多く占めており、ついで共同住宅(3階建以下)が17.6%、共同住宅(4階建以上)が9.3%となっています。
このように住宅を対象とした侵入窃盗や侵入強盗が多い中、一戸建て住宅は最も狙われやすい点で防犯対策は重要な課題となっていますよ!
一戸建て(一軒家)の方が空き巣に狙われやすい理由
一般的な傾向として、一戸建て(一軒家)は庭や周囲の立地条件によって空き巣のターゲットになりやすい場合があります。
また一戸建ての場合は玄関以外に窓など外部への出入り口が多く、防犯対策を十分に施さないと侵入しやすい可能性がありますよ。
一方、マンションは共用のエントランスやエレベーターのセキュリティシステムが存在し、一般的に防犯面で一定の安全性が確保されている場合が多いです。
総じて言えることは一戸建てでもマンションでも防犯対策は重要であり、適切な対策を講じることで空き巣被害を予防することが可能ですよ!
新築一戸建てを購入する前に、空き巣に狙われやすい家や反対に空き巣が嫌がる家などの条件を知っておきたいわね。
では次に新築一戸建てを購入する前に知っておきたい、空き巣に狙われやすい家や空き巣が嫌がる家の特徴についてご紹介していきますね。
空き巣に狙われやすい家や空き巣が嫌がる家の特徴は?
警視庁の統計からも、マンションよりも一戸建て(一軒家)の方が空き巣の被害に遭う可能性が高いことが分かりました。
ここでは新築一戸建てを犯罪者から守るために知っておきたい、空き巣に狙われやすい家の特徴や反対に空き巣が嫌がる家の特徴について解説していきますね。
空き巣に狙われやすい家の特徴4つ
まずは、空き巣に狙われやすい家の特徴について4つご紹介しますね。
1.高い塀や樹木が多く死角の多い家
空き巣は侵入しやすく、逃げやすい家を選ぶ傾向があります。
そのため、高い塀に囲まれていたり庭に樹木が多く外部から見えにくかったりすると死角が多いため空き巣に狙われやすいです。
このように死角の多い環境では空き巣が侵入しても隠れてしまえるため、防犯対策が不十分だと思われ狙われる可能性が高くなりますよ。
2.留守が多く人の気配が少ない家
空き巣は、住居に人がいない隙を狙って侵入する犯罪行為です。
そのため留守が多く、人の気配が少ない家は空き巣にとって魅力的な標的となってしまいますよ。
特に家族のメンバーが長期間の旅行や帰省で不在となる場合や、昼間に仕事や学校で誰も家にいない時間帯が多い家が空き巣に狙われやすくなります。
また週末や休暇時にも家族が外出していることが多い家や、夜間に家族が帰宅せずに不在が続く家も空き巣のターゲットになる可能性が高いですよ。
3.防犯対策を施しているのか外から見て分からない家
防犯対策を施しているのか外から見て分からない家は、外部から見た印象が無防備に見える可能性が高くなります。
空き巣は犯行を計画する際に、侵入が容易な家を選びやすい傾向がありますよ。
防犯対策が外から見えない家は、侵入が難しそうに見えないため空き巣にとって魅力的な標的となる可能性が高いです。
4.人通りが少ない立地・薄暗い場所や周囲に騒音が多いエリアにある家
空き巣は留守を狙って家に侵入するため、なるべく人気がなく人通りが少ない立地の家をターゲットにします。
具体的には、静かな住宅街や裏通りや人通りが少なく夜間は暗い場所などが狙われやすいです。
また空き巣は、自分の存在が気付かれずに侵入し逃走することを狙います。
そのため、外灯が少なく薄暗い場所や周囲に騒音が多いエリアでは、空き巣が注意を引きづらく侵入に適した環境となりますよ。
特に夜間の暗闇や騒々しい音が周囲にある場所は、空き巣にとって有利な条件となるため注意が必要です。
では反対に空き巣が嫌がる家の特徴についても見ていきましょう。
空き巣が嫌がる家の特徴4つ
反対に空き巣が嫌がる家の特徴について4つご紹介します。
1.防犯対策がしっかりしている家
空き巣は、防犯対策がしっかりしている家を狙いにくい傾向があります。
例えば、防犯カメラや防犯センサーが設置されていたり、防犯ガラスや補助錠の利用などが防犯対策として効果的です。
2.住宅の留守を見せない工夫がされている家
空き巣は住宅が空いていることを狙って侵入するため、留守を見せないように家の中から明かりを点けたり、テレビやラジオをつけて音を出したりすることで、居住者がいると錯覚させることも空き巣を避ける方法の1つです。
3.間取りが工夫されている家
道路からすぐに家の中にアプローチできないような、家の間取りにも気を配ることも防犯対策には重要ですよ。
もしも1階にある窓や玄関が道路に面している場合は、玄関を強化したり窓にカーテンやブラインドを設置して内部が見えにくくするなどの工夫が防犯には効果的です。
4.周辺環境に注意した家
また空き巣の嫌がる家の特徴として、家の周りの環境も重要です。
家の周辺の街灯が明るく道路や歩道が整備されている場所は、空き巣の被害が少ない傾向がありますよ。
また近隣とのコミュニケーションを密にし、不審者に対する警戒態勢を町全体で整えることも重要です。
これらの特徴を意識して防犯対策を行うことで、空き巣に狙われるリスクを減らすことができますよ。
貧乏そうな家は空き巣に狙われやすいの?
ここまで空き巣に狙われやすい家や嫌われる家についてご紹介しましたが、「貧乏そうな家」についてはどうなのでしょうか?
貧乏そうな家は防犯対策やセキュリティも甘そうという印象を与えてしまうので、侵入者にとっては好都合でもあります。
しかし、侵入することにはリスクが伴うので侵入後それなりの対価が手に入る確証がないと厳しいという考え方もできますよ。
空き巣が貧乏そうな家を狙うのかどうか明確な情報はありませんが、よほど突発的な犯行でない場合は、しっかりと家主について調査し、リスクを犯す必要があるのかどうかを見ているかと思いますよ。
空き巣や犯罪者にターゲットにされている場合、マーキングをされていることがあります!
空き巣が狙う家を選ぶ際、事前に侵入しやすい家をリサーチしその候補となる住宅に「マーキング」と呼ばれる印を残すことがあります。
マーキングは空き巣の手口の1つで、家の外部に見慣れない記号や数字などを書いたり、物品を特定の配置で置いたりすることで、他の空き巣仲間に侵入のしやすい家を伝えるために使われます。
このようなマーキングを見つけることで、侵入を予定している可能性のある家を特定することができますよ。
マーキングを見つけた場合、速やかに消したり警察に報告することが大切です。
また防犯対策も強化することが重要ですよ!
現在すでに一戸建てに住んでいる場合は、今からどんな防犯対策をすれば安全に暮らせるのかしら?
では次に、一戸建てに必要な防犯対策についてさらに具体的にご紹介していきますね。
一戸建て(一軒家)に必要な防犯対策を解説!
新築一戸建て(一軒家)を購入や引っ越しの前には、空き巣に狙われないような家や空き巣が嫌がる家などの特徴を考えて選ぶことができますが、すでに一戸建てに住んでいる場合は防犯対策を行うことが重要です。
そして一戸建ての防犯対策は、家の内外の要所に対して行うことが重要ですよ。
では以下の項目で具体的な防犯対策を見ていきましょう。
一戸建て(一軒家)の「玄関周り」の防犯対策
玄関は侵入の主要な経路であるため、玄関周りの防犯対策は重要です。
①センサーライト
玄関周りにセンサー付きの照明器具を設置し、不審者の侵入を感知した際に明るく照らします。
玄関用センサーライトは人の動きを感知して自動で点灯するタイプのライトで、夜間の帰宅にも役立ちますよ。
センサーライトには、ソーラーパネル式・コンセント式・電池式などの種類があり、設置場所や使用状況に応じて選ぶことが重要です。
②鍵の補強
玄関の鍵は高品質な防犯性の高いものを使用したり、補助錠を取り付けることで強化できますよ。
特に防犯性が高いと言われる鍵では「ディンプルキー」や「電子錠(デジタルロック)」などがありますよ。
ディンプルキー:鍵穴の内部が複雑なのでピッキングされにくく複製も難しい鍵です
電子錠(デジタルロック):電子的な情報を照合することで施錠・解錠するためピッキングができません
③インターホンやドアホンの設置
玄関ではインターホンやドアホンを設置して訪問者を確認することが大切ですよ。
訪問相手が分からない状態でむやみに鍵やドアを開けてしまわないように気をつけてくださいね!
当たり前ですが、玄関の鍵を閉めておくことも重要です!
ゴミ捨てなどのちょっとの間と思っても油断しないようにしましょうね!
一戸建て(一軒家)の「窓・ベランダ」の防犯対策
窓やベランダは空き巣にとって侵入しやすい箇所でもあり防犯対策は大切です。
①窓ガラスを強化する
防犯ガラスに変更したり、窓ガラス用の防犯フィルムを取り付けて窓を強化することができますよ。
防犯ガラスへの変更は手間や費用がかかりますが、防犯フィルムを貼るのは自分でもできる対策です。
ただ100均などで売っている防犯フィルムはサイズが小さく、防犯性にも不安が残るためしかりと信頼できる商品を選びましょう!
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②窓を強化する
窓自体を二重窓にすることや窓の外側に雨戸やシャッター、窓の面格子を設置することで防犯性を高めることができますよ。
③ベランダに防犯カメラを設置する
また空き巣の侵入経路としての利用されるベランダに防犯カメラを設置し、不審者の動きを監視することも防犯には効果的です。
防犯カメラは、犯行の抑制だけでなく、万が一の事件発生時に証拠として提出することができますよ。
一戸建て(一軒家)の「屋内」の防犯対策
大切な家族がくつろいだり、財産が置いてある屋内にも防犯対策は重要です。
①家族内でルールを決め、防犯意識を高める
まず家族全員でルールを決め、家の中での不審者の対応を確認しておきましょう。
具体的には、家族全員が緊急時に迅速に連絡を取れるように緊急連絡手段の確保をしておくことが大切です。
小さなお子さんがいる場合は、不審者からの声かけ対策や子どもが一人で家にいる時間が長くなる時の生活上の注意点なども確認しておきましょう。
②貴重品を管理する
貴重品はロッカーや金庫に保管し、他人からは見えない場所に置くようにします。
③ホームセキュリティサービスを導入する
屋内の防犯ではホームセキュリティサービスを導入することも1つです。
必要に応じて、防犯カメラや防犯センサーなど専門家の目からアドバイスをもらったり、必要時に駆けつけサービスなどがあり、安心・安全に生活することができますよ。
防犯カメラを設置する時など、特に専門家の助言がある方が効果的に設置できますよ。
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一戸建て(一軒家)の「家周辺」の防犯対策
一戸建ての場合、家の周辺も重要な防犯対策の対象となります。
外構を整える
家周辺の草木や塀を整備し、侵入者に隠れる場所を与えないようにします。
またオープン外構の場合はプライバシーの保護が難しかったり、犯罪者にとって侵入しやすい家になってしまうため、目隠しや防犯対策が必要になりますよ。
一戸建ての建物周辺も防犯カメラやセンサーライトなどの利用は効果的です。
また空き巣は音のでる状況も嫌うので防犯砂利などの利用も有効ですよ!
一戸建て(一軒家)の「1階」の防犯対策
一戸建ての1階は侵入のリスクが高いため、特に注意が必要です。
①1階の窓の鍵の施錠
1階の窓からの侵入を防ぐためにも窓の鍵をしっかり施錠し、セキュリティ対策を行いましょう。
②カーテンやブラインドを利用する
道路から近い1階の窓では特に、窓からの視線を遮るカーテンやブラインドを使用してプライバシーを守ることが大事ですよ。
③フェンスを設置する
庭のある一戸建ての場合、庭には外部からの立ち入りを防ぐためのフェンスを設置することが防犯的には効果的です。
一戸建て(一軒家)の「平屋」の防犯対策
一戸建て平屋の場合、特に玄関や窓の防犯対策が重要になります。
①玄関周りの防犯対策を強化する
平屋では玄関にアクセスしやすいため、先ほどもご紹介したように玄関周りのセキュリティを強化することが重要です。
②窓・ベランダの防犯対策を強化する
また窓やベランダからもアプローチされやすいため、窓やベランダの防犯対策も欠かせません。
これらの防犯対策を総合的に行うことで、一戸建てのセキュリティを強化し、家族の安全を確保することができます。
今すぐできる防犯対策や手軽に使える防犯グッズなどもあるので、実践しやすい対策から行ってみてくださいね。
一戸建て(一軒家)の防犯対策は?今すぐできる我が家を守る方法!のまとめ
この記事では、一戸建て(一軒家)のリスクや空き巣に狙われやすい家・嫌がられる家の特徴、具体的な一戸建ての防犯対策について詳しくご紹介しました。
警視庁の統計によると、侵入窃盗の発生場所別認知件数では一戸建住宅が最も多く、侵入強盗の被害も多く見られました。
その中でも空き巣被害は1/3にも及び、空き巣に狙われやすい家や空き巣に嫌われる家の特徴を知っておくことも重要です。
一戸建ての防犯対策としては、それぞれ玄関周り、窓・ベランダ、屋内、家の周辺、1階や平屋の防犯対策についてご紹介しました。
家族全員で防犯意識を高めたり、防犯グッズを活用したり、ホームセキュリティを導入するなど、大切な我が家を守るために検討してみてくださいね!