防犯カメラは「録画してさえいれば安心」と思いがちですが、実は映像には保存期間があります。

セコムの防犯カメラの保存期間や保存期間を延ばすにはどうすればいいのか知りたいわ。

セコムを導入している方はもちろん、これから設置を検討している方も効率的な録画管理の参考にしてくださいね。
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セコムの防犯カメラの保存期間の目安

ホームセキュリティサービスで有名なセコムの防犯カメラでは録画データがどのくらいの期間保存されるのかは、利用目的や設置環境によって幅があります。
まずは家庭用や公共施設など場所別の保存期間の目安と防犯カメラの使用目的をご紹介します。
設置場所別のセコム防犯カメラの保存期間の目安

実際の保存日数は機器・台数・画質・録画方式で変わるため、あくまで目安としてご覧ください。
戸建て住宅・集合住宅(マンション)
目的:侵入抑止・来訪者記録・居住者の見守り。
保存期間:7日〜120日程度(多くは14〜60日で運用するケースが多い)。台数が少なければ同じHDDで長めに残せる。
小売店舗(コンビニ、スーパー、薬局、量販店など)
目的:万引き・レジトラブル対策、営業時間中の監視。
保存期間:7日〜30日程度が一般的(深夜営業やトラブル多発店は長めに設定)。
飲食店・カフェなど
目的:客席や厨房のトラブル防止・従業員の安全管理。
保存期間:7日〜14日程度(プライバシー配慮で短めにする傾向あり)。
オフィス・事務所(企業施設など)
目的:入退室管理、情報資産保護、内部不正対策。
保存期間:14日〜60日程度(重要部門は長めの保存を検討)。
金融機関(銀行・ATMコーナーなど)
目的:強い防犯性・証拠保全(事件発生時の捜査協力)。
保存期間:90日〜180日以上を確保するケースが多い(業務上の規程や要件で長期保存)。
病院・クリニック・介護施設
目的:患者・利用者の安全確保、トラブル記録、出入口管理。
保存期間:14日〜90日程度(施設の規模と監視箇所による)。
学校・教育施設(幼稚園~大学など)
目的:校門・通学路・通用口の監視、児童生徒の安全確保。
保存期間:14日〜30日程度(公共性とプライバシー配慮の兼ね合いで設定)。
公共施設(市役所・図書館・公園周辺など)
目的:公共の安全確保、事件・事故の記録。
保存期間:30日程度(自治体での採用例が多い)。
工場・倉庫・物流センター
目的:入出庫管理、ライン監視、盗難対策。
保存期間:30日〜180日(重要物流拠点や高額在庫なら長期保存を採用)。
駐車場・コインパーキング
目的:車上荒らし・接触事故の記録、出入口の監視。
保存期間:14日〜60日程度(夜間中心の監視なら短めでも可)。
商業施設(ショッピングモール、ビルテナントなど)
目的:テナント共用部・駐車場・出入口の包括的監視。
保存期間:30日〜90日程度(施設規模・監視点数で変動)。
セコムの防犯カメラの保存期間を決める3つの要因
ご紹介したようにセコムの防犯カメラは設置場所によって保存期間が異なります。
この保存期間が違う理由には防犯カメラを設置する理由にもよりますが、その他に容量や設定、使用環境によっても影響します。
1.録画機器の容量(HDDやクラウド契約プラン)
まず防犯カメラのHDDの容量が小さいほど、古い映像から順に上書きされやすくなっています。
クラウド保存の場合も契約プランによって保存日数が変わりますよ。
2.録画設定(常時録画・動体検知・画質設定など)
防犯カメラの常時録画はデータ量が多く、保存期間が短くなる傾向があります。
反対に動体検知録画や画質を下げる設定で保存日数を延ばすことができますよ。
3.カメラの稼働状況や使用環境
そもそも人通りの多い場所や24時間営業店舗に設置される防犯カメラは録画データが膨大になりやすいです。
夜間のみ稼働する防犯カメラは保存期間が長くなる場合もありますよ。

このように防犯カメラの用途や要因によって保存期間が決まって来るんですね。
では次に、セコムの防犯カメラの保存期間を延長したいと思った場合、どのような方法があるのでしょうか?
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セコムの防犯カメラの保存期間を延長する3つの方法

セコムの防犯カメラを利用していて録画の保存期間が短いなと感じた時、どのような延長手段があるのでしょうか?
ここでは、録画の保存期間を延ばせる具体的な方法を3つの視点からご紹介します。
① セコム画像クラウドサービスプランを利用する
セコムでは「セコムIPカメラ」などクラウド対応のカメラの映像をクラウド上で管理してくれるプランがあります。
このセコムのクラウド保存を活用すれば、ローカルのストレージに縛られることなく録画期間を大幅に延長できます。
また災害や機器故障でローカルデータが失われてもクラウド上の記録は保全される点も大きなメリットです。

セコムの「セコム画像クラウドサービス」では、用途に応じた日数プランを選べますよ。
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7日間プラン:月額1,200円
14日間プラン:月額1,650円
30日間プラン:月額2,000円
60日間プラン:月額2,500円
90日間プラン:月額3,000円
180日間プラン:月額4,500円
365日間プラン:月額7,000円
② 録画機のHDD容量を増設する
その他に、録画機(レコーダー)のHDDをより大容量にすれば、同じ画質とフレームレートの設定でも保存できる録画時間の上限が飛躍的に伸びます。
導入費用はかかりますが、長期保存を安定して実現できる方法となりますよ。
③ 画質や録画設定を見直して保存日数を延長する
そもそも防犯カメラの録画の画質やフレームレートが高すぎると、ストレージを急速に消費してしまいます。
そのため録画の画質やフレームレートを落としたり動き検知録画を使って無駄な映像を省いたりすることで、同じストレージ容量でも保存できる日数が増加します。

必要な時や必要な場所だけ選択的に高画質に記録するなど工夫をすることで容量を確保することができますよ。
では次に、セコムの防犯カメラの映像は保存期間が過ぎてしまった場合、その映像を見る方法はあるのでしょうか?
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セコムの防犯カメラの保存期間が過ぎた映像を見る方法

セコムなどの防犯カメラで録画した映像を「あとで振り返りたい」と思っても、保存期間が過ぎてしまうとどうなるのでしょうか?
結論としては、残念ながら保存期間が過ぎた映像は閲覧できなくなります。
例えばセコム画像クラウドサービスで契約した録画期間を過ぎた映像は、クラウド上から自動的に削除されます。
そのため仮に遅れてアクセスしたとしても、復元や再生は一切できませんよ。
なぜ削除されるのか?背景とリスク管理
防犯カメラの録画データはストレージ容量に限界があるため、古いものから順に自動で上書き・削除されるのが一般的です。
そのため保存期間を過ぎたデータはログイン後にも閲覧不可となる仕様であり、これはプライバシー保護やデータ管理の観点からも意図された設計となっていますよ。

事故や事件で防犯カメラの映像が必要になった場合は、保存期間について気にしておく必要がありますね!
どうしても保存期間を超えて映像を残したい場合の対処法
防犯カメラの保存期間を過ぎた映像は後から確認できない仕様であるため、事前の準備が重要です。
保存期間を超えても防犯カメラの映像を確認したい場合、以下の方法が推奨されますよ。
録画期間内に必要な場面を必ず保存する
録画後に残したい対象の映像は、消える前に自分のパソコンやスマホに保存しておくと安心です。
対象の映像をダウンロードしたり必要な部分だけ切り取って保存したりしておくと有効ですよ。
「セコム画像クラウドサービス」の録画プランの延長を検討する
セコムの場合、最長365日までのクラウドプランに変更可能です。
ただし、この方法も既に削除された映像の復元には対応しないので注意してくださいね。
ダウンロード無制限のオプションを活用する
セコムでは有料オプションとして「データ無制限ダウンロード」の提供もあります。
このオプションを付けることで必要な映像を契約期間内に好きなだけダウンロードして保存でき、将来のアクセス手段として利用できますよ。

防犯カメラの映像を有効利用するために保存期間などにも注意をしてみてくださいね。
▼セコムの詳しいサービス内容や料金については、関連記事「セコムホームセキュリティとは?料金や効果的な使い方を徹底解説!」で詳しく解説しています。
セコム防犯カメラの保存期間はどのくらい?長期保存の方法も解説!のまとめ
この記事では、セコム防犯カメラの保存期間の目安や保存期間を決める要因、さらに保存日数を延ばす具体的な方法と保存期間が過ぎた映像の確認方法などご紹介しました。
セコムの防犯カメラは録画機器の容量や録画方式、契約プランによって保存期間が異なります。
できるだけ長期間の保存を希望する場合はクラウド保存プランの利用やHDD増設、必要な場面に限っての録画をすると有効です。
また保存期間の過ぎた映像は見ることができなくなるため、必要な映像を早めにダウンロードしておいたりセコムの録画プランを延長したりするなども検討してみてくださいね。

防犯カメラの保存期間を把握しておくことで、大切な映像が自動で消去される前に確保でき、証拠として活用しやすくなりますよ。
セコム防犯カメラの保存期間やオプションを詳しく知りたい方は、公式資料をご確認ください。