防犯カメラで窓やベランダの周囲の監視を行う場合、どのように取り付けると防犯対策に効果があるのでしょうか?

窓に防犯カメラを取り付ける場合、屋内からでも夜間の撮影ができるのかしら?

窓からの不正侵入を防ぐために、防犯カメラの選び方など参考にしてくださいね!
防犯カメラを窓に取り付けるメリットを解説!

自宅の防犯対策として防犯カメラを設置する場合、玄関だけでなく「窓」も重要な箇所になります。
警視庁の令和4年の統計によれば、侵入窃盗犯罪において一戸建て住宅では最も一般的な侵入口は「窓」であり、次いで「表出入口」が続きます。
一方、共同住宅(マンションやアパート)においては「表出入口」が最も多く報告され、その次に「窓」が侵入口としてよく見られる傾向がありますよ。
参考:警視庁「すまいる防犯110番」
一戸建て住宅の場合は掃き出し窓のように大きな窓は侵入者が選びやすく、またアパートやマンションではベランダを利用することで高層階でも窓から侵入することができます。

住宅のセキュリティ対策を考える際に「窓」の防犯対策を行うことは重要だということが分かりますよね。
では窓に防犯カメラを取り付けると、防犯対策としてどんなメリットがあるのでしょうか?
<防犯カメラを窓に取り付けるメリット>
①犯罪の抑止効果
②証拠の収集
③リアルタイム監視が可能
④隣近所の安全
防犯カメラを窓に取り付けるメリットについて、詳しく解説していきますね。
①犯罪の抑止効果
窓に防犯カメラを取り付けることは、侵入者に対する強力な威嚇手段となります。
防犯カメラの存在が明らかであれば犯罪者は犯罪行為をためらう可能性が高まり、窓からの侵入や不審者の接近を抑制し、犯罪を未然に防ぐ効果が期待されますよ。
②証拠の収集
窓に取り付けられた防犯カメラは、事件発生時の証拠をリアルタイムで収集することもできます。
侵入や不審な活動があった場合、防犯カメラはその瞬間を記録し、その証拠映像は後で法執行機関に提供でき犯罪の解決に役立ちます。
③リアルタイム監視が可能
窓の近くに防犯カメラを取り付けると、リアルタイムでそのエリアを監視することもできます。
スマホやパソコンなどを通じて遠隔から映像を確認でき、不審な活動に早急に対応できるため家の安全を守る手助けとなりますよ。
④隣近所の安全
窓に防犯カメラを取り付けることは、地域全体の安全にも貢献します。
不審者や犯罪者が駆けつけないように威嚇されれば、隣近所の防犯も向上し、地域全体の平和を維持できますよ。

このように侵入されやすい窓に防犯カメラを取り付けることは、犯罪予防や安全確保のための効果的な手段となりますよ。
では実際にどのように防犯カメラを設置するのか、防犯カメラを窓に取り付ける方法についてご紹介しますね。
防犯カメラを窓に取り付ける方法を解説!

一戸建てや共同住宅では窓から侵入されるリスクが高く、しっかりと防犯対策を行う必要があります。
ここでは防犯対策として防犯カメラを窓に取り付ける場合、どのように設置するといいのか取り付ける方法を解説していきます。

一般的に防犯カメラは窓の外の屋外に設置することが多いので、まずは屋外にカメラを設置する基本的な方法をご紹介しますね。
1.防犯カメラの位置を選定する
まず、どの窓の外に防犯カメラを設置するかを検討します。
防犯カメラを設置する位置は、監視が必要なエリアを選ぶことが重要です。
例:出入り口付近の窓、住宅の外から見えにくい場所にある窓、ガレージ・庭・裏庭などの屋外設備に面した窓、一階の窓など
2.固定台を取り付ける
防犯カメラを取り付けるためのブラケットや固定台を窓の外の壁や天井に取り付けます。
この固定台を使って防犯カメラを安定させます。
3.電源と配線を確保する
防犯カメラが電源を必要とする場合、電源ケーブルを窓から屋内に引き込みます。
またネットワーク接続が必要な場合も、ネットワークケーブルを取り付けることが必要になります。
4.防犯カメラを取り付ける
防犯カメラを固定台に取り付けます。
この時、説明書に従い防犯カメラを調整して望む方向に向けて最適な視野を確保しましょう。
5.防水対策を行う
屋外の状況に応じて、防犯カメラを水から守るための防水対策が必要です。

防犯カメラの本体や配線が濡れないようにしっかりと保護しておきましょうね。
6.設定とテストを行う
防犯カメラの設定を行い、モニターやスマホから映像を確認できることを確認します。
必要に応じて動作テストを行い、適切に作動することを確認しておきましょう。
7.メンテナンスを行う
定期的なメンテナンスを行うことで、防犯カメラが清潔で正確に作動し続けることを確保します。
特に屋外に設置する場合、季節や気象条件に応じてメンテナンスが必要ですよ。

屋外に防犯カメラを設置する時は、隣近所のプライバシーを尊重し、カメラの視界が他人の住居に向かないように留意しましょう!

防犯カメラの設置に迷った時は、防犯カメラ設置の専門家に相談することをおすすめしますよ。
\防犯カメラの設置の相談をする/
無料で相談でき、簡単に見積もりが可能!今すぐ相談する!

防犯カメラで屋内から屋外を撮影することはできるのかしら?
では次に、防犯カメラを窓越しに撮影することができるのか、屋内から屋外を撮影する方法についても解説していきますね。
防犯カメラで屋内から屋外を撮影できるのか?
窓に防犯カメラを取る付ける場合、一般的に屋外に設置することが多いですが、屋内から窓越しに屋外を撮影することもできます。

一部の防犯カメラでは、窓ガラス越しに屋外を撮影できるように設計されている製品もありますよ。
これらの防犯カメラを利用すると、窓の近くに配置され窓越しに外部のエリアを監視することができます。
ただ通常防犯カメラを窓越しに設置する際、窓ガラスの反射を受けないように設置する必要がありますよ。

また窓ガラス越しで赤外線の防犯カメラを使用する際に、赤外線がガラスに乱反射して映像が白飛びすることがあるので注意が必要です。
一般的な防犯カメラには赤外線(IR)LEDが内蔵されており、これらのLEDは夜間など暗い環境で周囲を照らすために使用されます。
しかし窓ガラス越しに撮影する場合、IR LEDの光はガラスに反射し、映像が乱反射してしまいます。
この問題を解決するために、窓越しで設置する防犯カメラにはIRカットフィルターが搭載された製品を選ぶ必要がありますよ。

窓ガラス越しで赤外線の防犯カメラを使用する際には、IRカットフィルターを備えたカメラを選択し、適切な設置位置を確保することが重要です。
窓越しに防犯カメラを設置する際には、カメラの仕様と設置位置などに注意を払う必要があるので、防犯カメラの設置や設定に関しては製品の取扱説明書を参照するか、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします!
このように防犯カメラを窓に取り付ける場合、屋外に設置する方法と屋内に設置し屋外を撮影する方法がありましたが、取り付けの際の注意点についても詳しくご紹介しますね。
防犯カメラを窓に取り付ける時の注意点を解説!

窓の防犯対策として防犯カメラを取り付ける場合、屋外や屋内に設置する方法がありました。
ここでは、防犯カメラを窓に取り付ける時に気をつけたい注意点についてご紹介しますね。
<防犯カメラを窓に取り付ける際の注意点>
①位置の選定
②反射と白飛び
③屋内からのケーブル
④プライバシーの配慮
⑤防犯カメラの設置許可の確認
それぞれの防犯カメラを取り付ける際の注意点について解説していきますね。
①位置の選定
防犯カメラを設置する位置は慎重に選ぶ必要があります。
窓の近くでも侵入者に防犯カメラを破壊されないような場所が理想的です。
②反射と白飛び
防犯カメラのレンズに直射光が当たると反射や白飛びが発生します。
また、屋内に防犯カメラを設置する場合も窓ガラス越しとなるため、ガラスの反射などに注意する必要がありますよ。
③屋内からのケーブル
屋外に防犯カメラを取り付ける場合、防犯カメラの電源と映像ケーブルは窓を通じて屋内から屋外に接続される必要があります。

専用のカメラケーブルで適切に配置し、窓を閉める際に挟まないようにしましょう。
④プライバシーの配慮
防犯カメラの設置はプライバシーに関連する法律に準拠して行われるべきです。
隣人や通行人のプライバシーを侵害しないように工夫し、カメラの範囲を調整しましょう。
⑤防犯カメラの設置許可の確認
アパートやマンションなどの共同住宅の場合は、プライバシーの問題などがあるので防犯カメラの設置ができるのか大家さんや管理会社などに確認しておきましょう。

これらに注意を払うことで、窓に防犯カメラを設置する際にも効果的なセキュリティ対策が実施できますよ。
それでは窓に取り付けるタイプの防犯カメラにはどんな防犯カメラが適しているのでしょうか?選ぶポイントについてもご紹介しますね。
窓に取り付ける防犯カメラを選ぶポイント!
防犯カメラを窓に設置する際には気をつけておきたい注意点がありました。
ここでは、そんな窓に取り付ける防犯カメラを選ぶ際、どんなカメラが適しているのか選ぶポイントとおすすめの防犯カメラをご紹介しますね。
1.環境に合わせた防犯カメラを選ぶ
窓の外に防犯カメラを設置する場合は屋外向け防犯カメラを選びましょう。
これらのカメラは耐候性があり、屋外の環境に適していますよ。
また屋内に防犯カメラを設置する場合は、夜間でも窓越しから撮影が可能かどうか確認する必要がありますよ。
2.夜間撮影能力
屋外を撮影する防犯カメラには、夜間でも明瞭な映像をキャプチャできる赤外線(IR)カメラは有用です。
3.広範囲視野
防犯カメラの視野が広いほど、窓からより多くのエリアを監視できます。
環境に合わせて広範囲の視野を持つ防犯カメラを選びましょう。
4.動体検知機能
動体検知機能を備えた防犯カメラは、異常な活動があった場合に反応します。

動体検知機能は窓からの監視において重要なポイントですよ。
窓用の屋外に取り付けるおすすめの防犯カメラ
Vivotek FD9389-EHV-V2は、屋外固定ドーム型のネットワークカメラです。
【特徴】
- 5メガピクセルのレンズを搭載、高い解像度で詳細な映像のキャプチャが可能。
- 防水防塵性を備えており、厳しい屋外環境での使用にも適している。
- 非常に広い水平画角を提供し、広範なエリアをカバーすると共に、高コントラスト環境や低照度条件下での優れた映像品質を実現。
- IK10の耐衝撃性を持っており、物理的な衝撃に対して頑丈。

このカメラは高性能で耐候性があり、広範囲のアウトドア監視用途に適したカメラですよ。
窓用の屋内に取り付けるおすすめの防犯カメラ
Broadwatchの「窓越し防犯セット」は、窓から室内の外を監視するために設計された特別な防犯カメラセットです。
【特徴】
- このセットに含まれる防犯カメラはコンパクトなサイコロ型で、窓に貼るだけ(もしくは置くだけ)で簡単に取り付け可能。
- 設置が非常に簡単で特別な工具や専門知識は必要ない。
- 小型モニター付き、室内から外をリアルタイムでモニタリング可能。
- モニターには録画機能も搭載。
- 防犯カメラは市街地程度の明るさがあれば夜間でも鮮明に撮影でき、24時間の監視が可能。

約100万画素の高画質の製品もあり、簡単な設置と高性能なカメラにより、窓からの監視を手軽に行いたいユーザーに向けた優れた選択肢となっていますよ。
▼防犯カメラの設置を業者に依頼したい場合、設置費用やお得な選択肢については、関連記事「防犯カメラの設置費用を抑えたい!どこに頼むとお得なのか最適解は?」で詳しく解説しています。
防犯カメラは窓に取り付けてもいいの?必要な手順と注意事項を徹底解説!のまとめ
この記事では、防犯カメラを窓に取り付けるメリットと共に、屋外に防犯カメラを設置する方法や屋内から屋外を撮影できるのか、カメラを取る付ける際の注意点と窓用の防犯対策に適している防犯カメラなどをご紹介しました。
窓は玄関と共に、侵入犯罪の侵入経路としてリスクの高い場所でもあります。
そんな窓に防犯カメラを取り付けるメリットは以下のことが挙げられました。
①犯罪の抑止効果
②証拠の収集
③リアルタイム監視が可能
④隣近所の安全
そして、基本的には窓周囲の防犯対策として防犯カメラを取り付ける場合、屋外用の防犯カメラを屋外に設置することが多いです。
しかし、窓越しでも撮影ができる防犯カメラを利用すると夜間でも屋内から屋外を撮影することも可能でした。
また防犯カメラを窓に取り付ける際には以下の注意点もあります。
①位置の選定
②反射と白飛び
③屋内からのケーブル
④プライバシーの配慮
⑤防犯カメラの設置許可の確認
このような注意点も考慮しながら、自宅の環境や目的に合った防犯カメラを選択し、防犯対策に活かしてくださいね!

窓に防犯カメラを取り付けることで安心・安全な生活が確保できるように、ぜひ参考にしてみてくださいね。