自転車をもらったり、譲ったりする場合の防犯登録はどうすればいいのでしょうか?
防犯登録って自転車の所有者がするんだろうけど、もらった時や譲渡する時は誰がいつ手続きをするのかな?
この記事ではもらった自転車の防犯登録や自転車を譲渡・売る時の防犯登録の手続きについて詳しく解説しています。
防犯登録の必要性や自転車をもらったり譲ったりする時の防犯登録のやり方について参考にしてくださいね!
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自転車の防犯登録は必要なの?
自転車を乗る場合「防犯登録」というものを行いますが、そもそも防犯登録をする必要があるのでしょうか?
友達から自転車をもらう予定なんだけど、防犯登録をする必要があるのかな?
自転車の防犯登録は、所有者を特定し盗難被害を減少させるために非常に重要ですよ。
まずは自転車の防犯登録の必要性についてご紹介しますね。
1.自転車の盗難防止
防犯登録により、自転車の所有者情報と車体番号が紐づけられます。
万が一自転車が盗難された場合、警察や関係機関が所有者を特定しやすくなり、盗難車の返還が促進されますよ。
2.自転車の所有権の証明
防犯登録は自転車の所有者を証明する重要な手段です。
登録情報は警察署で管理され所有者の情報が照会できるため、紛失や盗難時の対応がスムーズに行えます。
3.放置車の返還
駅前や公共の場に放置された自転車は、盗難や迷惑の原因となってしまいます。
防犯登録により放置車の所有者特定が容易となり、速やかに回収・返還が可能となりますよ。
4.法的義務
自転車の所有者は防犯登録を義務付けられており、所有する自転車を登録することが法的に求められています。
(ただし未登録でも罰則はありません)
5.自転車の安全な利用
防犯登録は自転車の安全な利用を支援します。
登録情報に基づき、交通違反や事故の際の責任を明確にすることができますよ。
このように、自転車の防犯登録は所有者の安心と盗難防止のための重要な役割を果たしますよ。
防犯登録は必要だと分かったけど、他人から自転車をもらった場合、この防犯登録はどうすればいいんだろう?
では次に、他人や知人から自転車をもらったり譲り受けた場合、防犯登録はどうすればいいのかご紹介していきますね。
他人からもらった自転車の防犯登録はどうするの?
自転車の防犯登録は所有者情報を登録し、盗難時やトラブル時の所有権の証明に役立つことをお伝えしました。
そのため、他人からもらった自転車でも防犯登録は重要です。ここでは他人から自転車をもらった場合、防犯登録の手続きのやり方についてご紹介しますね。
1.前の所有者が防犯登録を抹消(解除)する
まず自転車の前の所有者に防犯登録の抹消を依頼し、登録を解除する必要があります。
これにより新たな所有者の登録が可能になりますよ。
自転車の防犯登録の抹消は基本的に本人しか抹消することができません!
もし自転車をもらった側が抹消する場合は、委任状が必要となりますよ。
2.自転車防犯登録所での手続き
「自転車防犯登録所」に指定されている自転車店、スーパー、ホームセンターまたは警察署や交番などに持参して、新しい所有者の情報を提出し登録手続きを行います。
そして他人からもらった自転車の防犯登録には以下の持ち物が必要です。
<自転車の防犯登録に必要なもの>
・自転車本体:登録する自転車本体
・公的機関発行の身分証明書:運転免許証、健康保険証など、身分を証明する公的な書類
・防犯登録料:防犯登録を行う際の登録料(一般的に600~700円程度)
また、前の所有者の防犯登録カード(お客様控)や譲渡証明書があると便宜的に手続きが進めやすくなりますよ。
このように他人からもらった自転車も所有者が変わるため、正式な手続きを行うことで合法的に所有権を移行させることができます。
もしも、譲ってもらった自転車が防犯登録してない場合はどうなるのかな?
この場合、防犯登録カード(お客様控)がない状態ですが、前の所有者からの譲渡証明書があると手続きがしやすいですよ。
※譲渡証明書とは?
譲渡証明書は、自転車を他人に譲渡する際に必要な書類で所有権の移転を証明するためにもとの所有者(譲渡する人)が用意します。
譲渡証明書には、譲渡する自転車の情報や譲渡先の情報、日付などが記載されています。
この譲渡証明書がない場合は自転車販売店などでは防犯登録を断られてしまうケースもあるため、譲渡証明書なしでの手続きが少し面倒になるかと思われます。
では反対に、自転車を誰かに譲る場合や売る場合の防犯登録はどうすればいいのでしょうか?
他人に自転車を譲る・売る場合の防犯登録はどうするの?
自転車をもらった場合は、前の所有者の防犯登録を抹消して新しく自分で防犯登録を行う必要がありました。
では反対に、自分が自転車を譲る場合や売る場合はどのような手続きが必要なのでしょうか?
他人に自転車を譲るまたは売る場合の防犯登録手続きは以下の通りです。
1.譲渡証明書の作成
譲渡証明書は譲渡する側が記入し、受け取る側とともに署名・捺印します。
自転車の譲渡証明書は必要事項が記載されていれば手書きでも大丈夫ですが、ネット上の書式をダウンロードすると手間が省けますよ。
※参考:「東京都自転車商防犯協力会」の様式ダウンロードページ
2.防犯登録の抹消
自転車を譲ったり売ったりする前に所有者が防犯登録を抹消しておきます。
自転車の防犯登録の抹消手続きは、自転車販売店や警察署などで行うことができますよ。
3.必要書類と自転車本体を新しい所有者へ渡す
作成した譲渡証明書や自分の防犯登録カードを新しい所有者に渡しておくと、新しい所有者が防犯登録をスムーズに行うことができますよ。
これらの手続きの詳細や必要な書類の具体的な内容は自治体や地域によって異なることがあります!
譲渡証明書の作成方法や防犯登録の料金についても事前に確認しておきましょうね。
自転車の防犯登録は名義変更だけはできないの?
これまでご紹介したように、自転車をもらった場合や譲る場合など防犯登録を一度抹消して、再度登録することが必要となり手間がかかります。
なので防犯登録の名義変更だけできないものか?と疑問に感じる人もいるかと思いますが、自転車の防犯登録の名義変更はできませんよ。
他人への名義変更だけでなく、家族間での名義変更も同じように変更ができない仕組みとなっています。
同じ家族内であっても自転車の所有者が変わる場合は、新しい所有者の名前で防犯登録の手続きを行う必要があります。
自転車の防犯登録はけっこう手間がかかると思いますが、みんなが安全に自転車を利用できるように防犯登録はしっかりと行っていきましょうね!
▲ネット通販で自転車を購入した場合の防犯登録の流れについて詳しく解説!
もらった自転車の防犯登録は?譲る場合の手続きについても解説!のまとめ
この記事ではもらった自転車の防犯登録や自転車を譲渡・売る時の防犯登録の手続きについて詳しくご紹介しました。
自転車の防犯登録は法的な義務もあり、所有者証明や盗難防止のための重要な役割を持っています。
そして自転車をもらった時は前の所有者の防犯登録を抹消し、新たな所有者で防犯登録が必要となりますよ。
この新しい所有者の防犯登録では、前の所有者の防犯登録カードや譲渡証明書があるとスムーズに手続き行えます。
そのため、反対に自転車を誰かに譲渡する場合や売却する場合も自分の防犯登録を抹消するとともに、譲渡証明書を作成することが大切ですよ。
自転車の防犯登録は名義変更ができないため、解除してからまた登録する・・・という少し手間がかかる作業でもありました。
しかし、防犯登録の抹消を怠ってしまうと前の所有者とその後の所有者間でのトラブルにも繋がってしまうため手続きはしっかりと行っておきましょう!
トラブル回避は自分のためでもあるので、面倒ですが忘れずに防犯登録の手続きを行っていきましょう!
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