車の防犯ブザーは盗難や車上荒らしなどの犯罪から守るために搭載されていますが、どんな場面で鳴るのでしょうか?
車の防犯に効果はありそうだけど、誤作動でブザーが鳴りっぱなしになって焦る時もあるのよね。
この記事では、車の防犯ブザー(セキュリティアラーム)はどんな時に鳴るのか?防犯ブザーの鳴る条件や勝手に鳴る理由、防犯ブザーが鳴りっぱなしの時の止め方や鳴らない設定はできるのかについてご紹介しています。
車の防犯に効果のあるセキュリティアラームですが、誤作動の時の対処法など参考にしてみてくださいね!
車の防犯ブザー(セキュリティアラーム)はどんな時に鳴るの?
車の防犯ブザー(セキュリティアラーム)は車両の盗難や侵入を検知し、所有者や周囲の人々に警告するための装置です。
これらの警告装置は車両の防犯システムの一部として標準装備されていたり、後から装備するタイプもありますよ。
車の防犯ブザーには様々な種類があるので、それぞれの警告音が鳴る条件についてご紹介しますね。
車の防犯ブザー(セキュリティアラーム)が鳴る条件
車の防犯ブザーは一般的にクラクションタイプ、センサー一体型、およびセンサー分離型というタイプに分類されます。
ここではそれぞれのタイプの車の防犯ブザーが鳴る条件について解説していきますね。
1.クラクションタイプのセキュリティアラーム
クラクションタイプのセキュリティアラームは、ブザーが車両のホーン(クラクション)と一体化しています。
このタイプのセキュリティアラームは、車両のドアやトランクが無断で開かれたり、窓ガラスが割られたり、車両が振動や衝撃を受けたりすると、車のクラクションが鳴動します。
クラクションの音量や種類は車両のホーンの仕様に依存しますが、一般的にはかなり大きな音が出ます。
ただし、ホーンの配線を切断してしまうと音が鳴らないため防犯性能としては高くありません。
2.センサー一体型のセキュリティアラーム
センサー一体型のセキュリティアラームは、センサーがアラーム本体に統合されています。
このタイプのセキュリティアラームは、振動、衝撃、または車内での不審な動きなどの異常を検知するセンサーを備えています。
異常が検知されるとセンサーがアラームをトリガーし、鳴動やライトの点滅などの警告を発します。
センサー一体型のセキュリティアラームは設置が比較的簡単ですが、その反面取り外しも簡単にできてしまうため犯人の手の届かないところに設置するなど工夫が必要です。
3.センサー分離型のセキュリティアラーム
センサー分離型のセキュリティアラームは、センサーが本体から分離されています。
このタイプのセキュリティアラームはセンサーを車両の外部に設置し、ドアやトランクなどのエントリーポイントを監視します。
車両のドアやトランクが無断で開閉されたり、窓ガラスの割れや破損、車両の振動などの異常が検知されるとセンサーが信号をアラーム本体に送信し、アラームが作動して鳴動やライトの点滅などの警告を発します。
センサー分離型のセキュリティアラームは解除がされにくく、防犯性能にも優れていますが比較的に高価なものが多く、低価格の商品は誤作動が起こりやすいという特徴もありますよ。
これらのセキュリティアラームは車両の防犯システムの一部として機能しており車両を保護したり、盗難や侵入を防止するのに役立ちますよ。
このように車の防犯ブザーは車両を守るため重要な役割を果たしますが、誤作動を起こし勝手に鳴ることもありますよね?
では次に、防犯ブザーが誤作動を起こし勝手に鳴る理由についてもご紹介しますね。
車の防犯ブザー(セキュリティアラーム)が勝手に鳴る理由
車の防犯ブザー(セキュリティアラーム)は車の盗難や侵入から車を守るために役立つ装置ですが、誤作動を起こす場合もあります。
では何が原因で車の防犯ブザーは誤作動を起こすのでしょうか?
<車の防犯ブザーが勝手に鳴る理由>
①振動や衝撃に対して過敏
②鍵穴から解錠した場合
③施錠した状態で車内から解錠した場合
④センサーの故障
では車の防犯ブザーが勝手に鳴る理由について詳しく解説していきますね。
①振動や衝撃に対して過敏
車の防犯ブザーは、振動や衝撃を検知するセンサーを備えています。
しかしこれらのセンサーが過敏に設定されている場合、車両が通常の振動や外部の騒音に反応して誤って作動することがあります。
例えば、通りを歩く人々や近くを通る車の振動、または風による車体の揺れなどが原因となりますよ。
②鍵穴から解錠した場合
多くの車両はスマートキーなどを使用するため、ドアの鍵穴を使用してロックを解除することがありません。
防犯ブザーが鳴るのは、そのような鍵穴からの解錠が異常であると判断された場合です。
例えば車両の鍵が紛失した場合や、不正な手段で鍵穴を操作しようとする場合などが該当しますよ。
車の防犯ブザーは鍵穴が強制的に回されたり、不適切な鍵が挿入されたりしたときに反応し、不正な操作を検知してアラームを作動させます。
③施錠した状態で車内から解錠した場合
車両が施錠された状態で車内からドアの解錠を試みる場合、防犯ブザーが誤作動することがあります。
通常のスマートキーは車外で解錠することを想定しているので、車内からの異常なアクセスと検知したときにアラームが作動するためです。
例えば、車両内に不正侵入者がいる場合や車両が盗難にあった場合にドアの解錠を試みることがあり、防犯ブザーはこれらの異常な動きを検知し、アラームを作動させて周囲の人々に警告しますよ。
④センサーの故障
センサー自体の故障や不良も誤作動の原因となります。
センサーが正常に機能せず、異常な信号を送信することがあるため、アラームが不適切に作動することがありますよ。
誤作動を起こす原因は分かったけど、実際に防犯ブザーが鳴り出したらどうやって止めたらいいのかしら?
では次に、車の防犯ブザーが鳴りっぱなしの時の止め方についてご紹介しますね。
車の防犯ブザー(セキュリティアラーム)が鳴りっぱなしの時の止め方
車の防犯ブザー(セキュリティアラーム)は誤作動を起こすことがありますが、意図せぬことで鳴り続けてしまった場合、どのように対処するといいのでしょうか?
車の防犯ブザーが鳴り続けてしまった場合、以下の方法でアラームを止めることができます。
<車の防犯ブザーが鳴りっぱなしの時の止め方>
①スマートキーの操作
②エンジンの始動
ではそれぞれの防犯ブザーの止め方について解説していきますね。
①スマートキーの操作
多くの車両はスマートキーを使用してアラームを停止できます。
スマートキーのボタンを押すと、アラームが解除される場合がありますよ。
ただしスマートキーが機能しない場合は、内臓されている通常のキーを使用して施錠・解錠をしますよ。
②エンジンの始動
セキュリティアラームを止めるためにエンジンを始動することも有効な方法です。
エンジンをかけると、通常はアラームが停止します。
スマートキーの電池切れの場合に有効な止め方になりますよ。
車の防犯ブザーが鳴り続ける場合は、まず周囲の状況を確認してから対処を行いましょう。
また、車両の所有者マニュアルにもアラームの停止方法が記載されている場合がありますので、それも参考にしてくださいね!
自分の車ならアラームを止らるけど、他人の車の防犯ブザーが鳴りっぱなしの時はどうすればいいのかな?
他人の車の防犯ブザーが夜中に鳴りっぱなしの時、通報していいの?
他人の車の防犯ブザーが夜中に鳴り続けている場合、それが近隣住民にとって騒音の原因となり不快感や睡眠障害を引き起こす可能性がありますよね。
このような場合、警察へ通報することは適切な行動ですが、まずは以下の対処法を試してみることが重要です。
1.近隣住民とのコミュニケーション
まずは車の所有者が近隣住民である場合、丁寧な方法でコミュニケーションを試みてみましょう。
車の所有者が誰のものか分かる場合はアラームが作動していることを伝え、所有者にその状況を認識してもらい解決してもらうよう働きかけることが重要です。
2.管理会社への連絡
アパートやマンションなどの共同住宅では、管理会社や大家さんに問題を報告することができます。
管理会社などは問題の車両を所有する住民と連絡を取り、解決策を見つける手助けをする場合がありますよ。
3.警察への通報
コミュニケーションが取れない場合や騒音が深刻な問題となっている場合は、警察に通報することが適切です。
非緊急の通報番号に電話して状況を説明し、車両の位置や詳細を伝えましょう。
警察は適切な措置を講じ、状況を解決するために現場に向かってくれますよ。
他人の車の防犯ブザーが鳴り続ける場合は、コミュニケーションを通じて問題を解決することが最も効果的です。
通報は最終手段となりますが、必要に応じて検討してみてくださいね。
近所迷惑になるから車の防犯ブザーを鳴らないように設定しておくこともできるのかしら?
車の防犯ブザー(セキュリティアラーム)を鳴らない設定にできるのか?
多くの車両には防犯ブザーの鳴動を無効にする方法が用意されているため、防犯ブザーがいらないと思ったらアラームが鳴らない設定にすることも可能です。
ただし、具体的な設定方法は車種や年式によって異なるため、所有者マニュアルを参照して適切な手順を確認することが重要です。
また車の防犯ブザーを無効にする際には、車両が十分に保護されていることを確認してください。
車の防犯ブザーを鳴らないようにすると車が無防備になってしまうので、ハンドルロックやタイヤロックなどその他の防犯対策を活用してセキュリティを強化すること重要ですよ!
車の防犯ブザーが鳴る理由は?鳴りっぱなしの止め方を解説!のまとめ
この記事では、車の防犯ブザー(セキュリティアラーム)はどんな時に鳴るのか、鳴る条件や勝手に防犯ブザーが鳴る理由、防犯ブザーが鳴りっぱなしの時の止め方や鳴らない設定についてご紹介しました。
車の防犯ブザーはクラクションタイプ、センサー一体型、センサー分離型のタイプがあり、それぞれ車両に振動や衝撃を受けることでアラームが作動します。
しかし、車の防犯ブザーはその振動や衝撃に対して過敏に反応した際や鍵穴から解錠した時、施錠した状態で車内から解錠した時、センサーが故障した時などに誤作動を起こし勝手に鳴ることもありました。
車の防犯ブザーが鳴りっぱなしの時には、スマートキーの操作やエンジンの始動にて止める方法がありますよ。
また車の防犯ブザーがいらないと感じた際には、防犯ブザーを鳴らない設定にすることも可能です。
そして、夜中などに他人の車の防犯ブザーが鳴りっぱなしの場合は、まずは車の所有者である近隣住民とのコミュニケーションが重要です。
ただその騒音が深刻な問題となっている場合は、警察に通報することも検討しましょう。
車の防犯ブザーが誤作動した時も焦らずに適切に対処してみてくださいね!