玄関の防犯グッズおすすめ6選！空き巣の侵入を防ぐ効果的な対策とは？

玄関や勝手口のドアからの侵入を防ぐためにはどんな防犯対策が必要なのでしょうか？

玄関や勝手口に潜むリスク

玄関や勝手口などのドアにはいくつかのリスクが存在するため、それらを理解すること防犯対策としては重要です。

まずは玄関や勝手口などのドアにはどんなリスクがあるのか以下に解説しますね。

1．侵入リスク

玄関や勝手口のドアは家の中に侵入するための最も一般的な経路です。

防犯対策が不十分である場合、泥棒や不審者が侵入しやすい環境となってしまいますよ。

2．死角

特に勝手口は家の死角に位置し、他の部分からは見えにくい場所です。

泥棒が気づかれずに近づくことができるため、盗難のリスクが高まりますよ。

3．鍵の脆弱性

玄関や勝手口のドアの鍵は基本的なセキュリティ要素ですが、古くなった鍵や防犯性の低い鍵の場合、簡単に開けられる可能性があります。

4．ドアの強度

玄関や勝手口のドアが十分に強固でない場合、簡単に破られる危険性がありセキュリティ上のリスクとなります。

5．適切な照明の有無

夜間に十分な照明がない場合、泥棒や不審者が行動しやすくなります。

適切な照明が欠如することは玄関のセキュリティ上のリスクとなってしまいますよ。

6．鍵の閉め忘れ

玄関や勝手口のドアの鍵を閉め忘れることがあると、誰でも簡単に侵入できる可能性が生まれるため注意が必要です。

玄関や勝手口のドアから侵入する手口

玄関や勝手口からの侵入手口は様々ありますが、以下にその手口について詳しく解説しますね。

1．鍵を使用した侵入

泥棒などの侵入犯は、玄関や勝手口の鍵をピッキングやバンプキーなどの技術を用いて開けようとします。

特に安全でない鍵や古い鍵は侵入しやすい対象となります。

※ピッキング：特殊な工具や技術を使用して施錠された扉や鍵を解除し、不正に入ること。

※バンプキー：バンプキーは鍵を使わずにシリンダー錠（ピンシリンダー錠）を開けるために用いられる特殊な加工を施された鍵で、バンプキーを使用して鍵を開ける方法を「バンピング（bumping）」と呼びます。

2．ドアの強制的な開錠

泥棒などの侵入犯はドアの強度が不十分な場合、玄関ドアや勝手口のドアをこじ開けたり、破壊したりして侵入しようとします。

3．サムターン回し

泥棒などの侵入犯は、サムターン回しと呼ばれる手法を使用してドアを開けようとします。

このサムターン回しは、侵入者がドアの内側にあるサムターン（つまみやノブのこと）を回転させて、ドアのロックを外す手法です。

通常、ドアに穴を開けることから始まり、この穴を通じて侵入者はサムターンにアクセスしドアを解錠するのです。

では次に玄関や勝手口のドアに必要な防犯対策についてご紹介していきますね。

玄関や勝手口の防犯対策に必要なポイント！

玄関や勝手口は、空き巣が最も狙いやすい「侵入口」です。

そのため、玄関や勝手を重点的に強化することは防犯対策の基本です。

ここでは具体的に取り入れるべき玄関・勝手口の防犯方法をまとめています。

ではそれぞれの防犯対策について詳しく解説していきますね。

玄関ドアを強化する

玄関ドアは、侵入者が最初に狙う「弱点」になりやすい部分です。そのため、防犯性の高いドアを選ぶことが非常に重要です。

防犯性の高い玄関ドアの特徴

• 堅固な材料：鋼鉄・アルミ製など、外から蹴破りやこじ破りがしにくい材料が使われています。木製ドアはデザイン性が高いですが、防犯性はやや低めです。
• 補強されたフレーム：ドアそのものが強くても、枠が弱いとこじ開けられてしまいます。防犯ドアは枠まで強化されているため安心です。
• 複数ロック（ワンドア・ツーロック）空き巣は“解錠に5分以上かかると諦める”と言われています。2つの鍵がついたツーロックは、防犯上とても有効です。
• 防犯ガラス：玄関ドアにガラスが含まれる場合、割れにくく、侵入者がガラスを破るのが難しい防犯性の高いガラスを選びましょう。飛散防止フィルムを貼るだけでも効果が上がります。
• 断熱性と耐久性：玄関ドアは断熱性が高いことや長期間使用できるような耐久性も重要です。

＋ こんな対策も有効

• ドアチェーンではなくドアガード（U字型）を使う
• 防犯サムターンに交換して、サムターン回しを防ぐ
• オートロック付きの玄関ドアに交換する

これらの要素が組み合わさった防犯性の高い玄関ドアは、家のセキュリティを向上させ、不審者からの侵入を防ぎます。

防犯性の高い鍵を使う

空き巣の侵入手口で多いのが「ピッキング」「サムターン回し」です。これらに強い鍵を選びましょう。

【防犯性が高い鍵の種類】

◆ ディンプルキー：ピッキングがほぼ不可能。今の主流です。

◆ 電子錠・スマートロック：スマホ開錠・暗証番号・ICカードなどで鍵穴がなく、ピッキング対策に最強。

◆ 補助錠の追加：1つの鍵より、2つの鍵のほうが解錠までの時間が伸び、侵入を防ぎやすくなります。

鍵に関する注意点

古い鍵は防犯性が低く狙われやすいです。

鍵交換は10年を目安に行い、合鍵をむやみに配布しないことに注意をしておきましょう。

窓との距離に注意する

玄関ドアの近くに窓がある場合、窓を割って手を伸ばし、室内から鍵を開けられてしまう危険があります。

窓とドアが近いほどリスクが高いため、セットで対策を行うことが重要です。

玄関や勝手口のドアの近くに窓がある場合、窓から玄関ドアの鍵を解錠する場合もあるため特に注意が必要ですよ。

屋外照明を利用する

侵入者は「明るい場所」を嫌います。

玄関や勝手口には以下のようなライトをつけるのがおすすめです。

おすすめの照明対策

人感センサーライト

人が近づくと点灯するため、威嚇効果が抜群。

常時点灯タイプのLEDライト

夜間の死角をなくせるため、敷地外からの視認性が上がります。

タイマー付きライト

不在時でも「在宅っぽさ」を演出できます。

防犯カメラ・監視カメラを設置する

防犯カメラは、空き巣に対して 最も効果的な“心理的抑止力” になります。

防犯カメラを“確実に”設置して防犯性を高めたいなら、専門業者に任せるのが安心です。

「防犯カメラ110番」なら、最短即日でプロが現地に来てくれて、状況に合わせた最適な設置プランを無料で提案してくれます。

玄関まわりの死角が気になる方は、一度無料相談してみてください。

警報システムを取り入れる

ホームセキュリティの導入は、玄関・勝手口の防犯力を大幅に上げます。

隣近所とコミュニケーションをとる

地域の目は、侵入者にとって大きな抑止力になり、地域コミュニティの協力が重要はです。

【防犯のための地域連携の例】

▶ 長期不在のとき隣人に声をかけておく

▶ 不審な人物を見たら共有し合う

▶ 自治会や防犯パトロールの情報を確認する

不在時の対策をする

家を空ける時間が長いほど、侵入リスクは高くなります。

不在時でも在宅の印象を保つため、郵便物の溜まりや庭の手入れに気を付け、タイマーやスマートホームシステムを使って照明やテレビを操作しておくことも防犯対策の１つです。

では次に、一人暮らしや賃貸の物件でも活用できる玄関や勝手口の防犯におすすめの防犯グッズについてもご紹介しますね。

玄関や勝手口の防犯におすすめの防犯グッズ6選！

玄関や勝手口の防犯性を高めるために、一人暮らしや賃貸物件でも導入しやすい防犯グッズを中心に、効果的なアイテムを6つご紹介します。

玄関や勝手口におすすめの防犯グッズのそれぞれの特徴や防犯効果について詳しく解説していきますね。

玄関ドアの補助錠｜ワンドア・ツーロックで侵入を防ぐ基本対策

補助錠は玄関ドアの補助的な施錠装置で、外部からの侵入を難しくしセキュリティを向上させます。

空き巣の多くは侵入に5分以上かかると7割が犯行を断念するとされており、補助錠を追加することで大幅な防犯効果が期待できます。

補助錠の種類には下記のものなどがあり、玄関の環境に合わせて選べます。

【補助錠の種類】

• 工事不要で貼るだけのタイプ（賃貸でも使用可）
• ドアの内側にネジ固定するタイプ
• サムターンを守る機能が一体になっているタイプ

モーションセンサーライト｜“光”は侵入者に最も効く威嚇手段

モーションセンサーライトは人の動きを感知して自動で点灯するライトで、暗い玄関周辺に設置すると大きな威嚇効果を発揮します。

侵入者が近づいた瞬間にライトが照らされるため「見られているかもしれない」という心理を与え、犯行を思いとどまらせる効果があります。

太陽光で充電できるソーラー式や工事不要の取り付けタイプも増えており、賃貸物件でも手軽に導入できます。

夜間に暗くなりやすい玄関や勝手口では、非常に実用性の高い防犯アイテムです。

モニター付きインターホン｜ドアを開けずに相手を確認できる安心装置

玄関の安全性を高めるうえで、訪問者をドア越しに確認できるモニター付きインターホンは欠かせません。

特に一人暮らしの場合、ドアスコープを覗く行為は外側から逆に覗かれる危険性があり、安全とはいえません。

モニター付きインターホンがあれば誰が来たのかをドアを開けずに確認でき、必要に応じて無視する判断もできますよ。

録画機能のついたタイプであれば不審な訪問があった場合に映像を残すことができ、より安心して生活できます。

防犯ブザー｜不正解錠や衝撃を感知して大音量で威嚇する

玄関に取り付ける防犯ブザーは、不正にドアが開けられた時や強い衝撃が加えられた際に大音量で警報を鳴らし、侵入者を強く威嚇します。

音が鳴るだけでも犯行の継続をためらわせる効果があり、初期の防犯対策として非常に有効です。

【防犯ブザーのメリット】

• 小型で設置場所を選ばない
• 工事不要で両面テープ貼り付け型が多い
• 侵入の初動で警告音が鳴るため大きな抑止力になる

目立たない場所に取り付けても十分機能するため、一人暮らしの方にも使いやすい防犯アイテムです。

サムターンカバー｜サムターン回しの侵入手口を防ぐ専用対策

サムターンカバーは玄関の内側にある鍵のつまみ（サムターン）を覆い、外側から特殊工具で回される「サムターン回し」の手口を防ぐための防犯アイテムです。

玄関の鍵周辺は侵入者が狙いやすい部分ですが、カバーを取り付けるだけで外部からのアクセスが大幅に困難になります。

両面テープで取り付けられるタイプも多く工事不要で簡単に導入できるため、賃貸物件でも気軽に採用できます。

防犯カメラ｜最も高い“心理抑止力”を発揮する玄関防犯の決定版

防犯カメラは、玄関や勝手口の防犯対策の中で最も高い抑止力を発揮するアイテムです。

録画されていることを意識させるだけで侵入を試みる人の多くが近づくのをやめる傾向があるため、心理的な防犯効果が非常に大きいのが特徴です。

近年の防犯カメラは映像が高精細で、暗い環境でも鮮明に記録できるモデルが増えていますよ。

またスマホからリアルタイムで映像を確認できるタイプも多く、外出中でも自宅の様子を把握できます。

玄関の防犯グッズおすすめ6選！空き巣の侵入を防ぐ効果的な対策とは？のまとめ

この記事では、玄関や勝手口などのドアにはどんなリスクが存在するのか、侵入の手口と共に玄関や勝手口の防犯対策とおすすめの防犯グッズについてご紹介しました。

玄関や勝手口のドアや鍵の強度が不十分な場合、外部から侵入されるリスクがありました。

そして空き巣などの侵入の手口としてはピッキングやドアのこじ開け、サムターン回しなどの手法があります。

そこで玄関や勝手口の防犯対策としては以下の方法や防犯グッズをご紹介しました。

＜玄関や勝手口の防犯対策＞
①強化された玄関ドア
②防犯性の高い鍵を使う
③窓との距離に注意する
④屋外照明を利用
⑤防犯カメラ・監視カメラの設置
⑥隣近所とコミュニケーションをとる
⑦不在時の対策

＜玄関や勝手口におすすめの防犯グッズ＞
①玄関ドアの補助錠
②モーションセンサーライト
③インターホン
④防犯ブザー
⑤サムターンカバー
⑥防犯カメラ